お知らせ
What's New
皆様こんにちは。
10月26日 岩手へ専門医として登録されている日本歯科保存学会へ参加しました。
岩手は思ったより、東京と比べて寒くはありませんでした。
認定医講習会では、”専門医認定医に問う/エビデンスベイスな保存治療とは?” という演題でした。
エビデンスベイスとは、根拠に基づいた歯科医療、経験則に頼る医療から脱却し、臨床研究などの科学的データを基に、
患者さんへとって最も有益で害のない治療法を選択するということです。
以前は、この考えが最善であるとされていましたが、近年ではナラティブベイスドメディスン 対話に基づく医療も
重要視されるようになってます。
私も科学的なデータは、知識として知っている必要はあると思いますが、そのデータがそれぞれの患者さんすべてに
あてはまるかどうかは疑問だと思っています。
患者さんの症状、原因は多様性があり、治療をおこなっていく上には、方程式のようにエビデンスだけでは治らない場合も
あり、臨床経験やその患者さんの歯科的既往歴などの問診を行っていく必要があります。
そして、その患者さんが歯を失ったり、病気になった原因を追求しないことには、真の歯科治療(歯を一本でも多く残す)には
至らないのではと思いました。
これからも、本質的な歯科治療を提供していきます。