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歯並びが美しいと周囲を気にせずに思い切り人前で笑ったり記念写真を撮ったりもできます。歯並びの良さは自分自身だけでなく家族やお子さんにも叶えてあげたいと多くの方が考えるでしょう。何もせずに自然に歯並びが良くなれば問題ありませんが、理想の歯並びを自然に得るのは難しいのが事実です。
歯並びを整えるためには永久歯が生え揃った大人だけでなく、歯が生え揃う前の小児矯正という選択肢もあります。
ここでは小児矯正のひとつであるマイオブレイスについて紹介します。
マイオブレイスとは
小児矯正で使われる装置はいくつかありますが、そのなかでも注目されている方法がマイオブレイスです。

マイオブレイスはオーストラリア生まれの小児用マウスピースを使った矯正治療法です。
マイオブレイスは永久歯が生えそろってから歯の並びを直接動かすのではなく
悪い歯並びの原因を改善し、健全な歯並びを育成する予防的治療を目的としています。
マウスピースの装着により口周りの筋肉を正しい状態に改善させるとともに上顎骨の正常な成長を促すためのトレーニングを行います。マイオブレイスの装着時間は日中に1時間と就寝時と柔軟なため、食事やスポーツを今まで通り楽しめたり外出する際に矯正器具を気にせず過ごせたりするのがポイントです。
トレーニングでは舌の位置や呼吸、姿勢や飲み込み方の改善をめざします。
歯並びがもたらす影響

歯並びが悪いのは病気ではないから気にしなくていいのではと考える方もいるでしょう。しかし歯並びが悪いとさまざまなデメリットがあるのも事実です。
歯並びが悪いと口元が気になって人前で喋ったり笑ったりすることを控えてしまう場合もあるでしょう。思春期には歯並びの悪さが友人関係や恋愛、就職などに悪影響を及ぼす可能性も否めません。
呼吸の改善をせずに口呼吸を続けると口周りの筋肉が正常に発達せずに歯並びが悪くなるばかりか、顎が後退したり笑った時に歯茎が通常よりも多く見えるガミースマイルになる可能性が高くなります。
口呼吸は口周りへの影響だけでなく体全体への影響も懸念されます。口呼吸は体温よりも冷たい外気を吸った際にのどに直接当たるため、免疫力も低下します。また、東京科学大学は2024年11月13日、発達期の鼻閉塞が脳に与える影響を発見したことを発表しています。この研究は、鼻呼吸障害が単なる呼吸の問題を超え、脳の発達や将来の精神的・身体的健康にも深く関わる可能性を示唆しており、医療や健康管理における新たなアプローチの必要性を提起しています。
マイオブレイスのメリット

歯が生えそろう前に行うマイオブレイスは、矯正器具を使う歯列矯正にはないさまざまなメリットがあります。
まず歯列矯正と聞くと歯を抜くイメージを持つ方もいますが、マイオブレイスは歯が生える前に顎を拡大するため歯を抜く必要がありません。
マウスピースとトレーニングにより口周りの筋肉を正しい状態にすることで美しい歯並びに導きます。また、悪い歯並びの原因から改善するため、保定装置も必要ありません。
マウスピースを使用した小児矯正では、種類によって1日20時間以上の装着が求められます。1日のうち20時間というのは小さなお子さんにとって大きな負担になるでしょう。
マイオブレイスは矯正器具を使いません。取り外し可能なマウスピースを使用し、装着時間も就寝時のほかに1時間と比較的優柔が利くため、歯列矯正を行う本人にとっても親御さんにとってもストレスをなるべく抑えられるのもメリットと言えるでしょう。
マイオブレイスのデメリット

マイオブレイスはメリットの多い矯正方法ですが、成功させるには毎日のトレーニングが欠かせません。トレーニングを毎日継続するにはお子さんのモチベーション維持が大切になります。
お子さんにトレーニングの意味を理解してもらい、楽しくトレーニングが継続できるよう家族が励まし続けることも大切になります。
また、最適応年齢は小学校1年生になった6歳頃が良く、11、12歳になってしまうと顎の成長がほとんど完成してしまっているので、効果が得られにくいです。
健康的な家族の毎日は歯並びから

うえくさ歯科では口腔治療を通してお子様からご年配の方まで健康で元気な毎日を送れるよう全力でサポートしています。治療がはじまる前にしっかりと丁寧にカウンセリングします。矯正治療前には患者様一人一人の口内の状態やバランスを見てさらに顎の骨のレントゲンや顔の写真を撮るなど精密診査の結果を基に最適なオーダーメイド治療を提案します。
大人からお子さんの歯列矯正を行い、お子さんの歯並び相談も積極的に実施しております。お子さんの歯並びが気になる方は、まずはお気軽にお問い合わせください。