透明のマウスピースを着用して歯列矯正を行うインビザライン。装着時に目立ちにくい、着脱できるなど一般的なワイヤーの矯正とは異なる点がいくつかありますが、中でも特徴的なのがクリンチェックです。ここではインビザラインに興味がある方へ向けてインビザラインのクリンチェックについてとインビザラインの注意点について解説します。

クリンチェックとは

インビザラインでは治療計画を3Dシミュレーションで確認する「クリンチェック」があります。クリンチェックでは矯正を開始してから完了までの歯の動きや矯正完了までのマウスピースの枚数、期間や費用などを確認できるのがほかの歯列矯正との大きな違いです。あらかじめ多くの情報を確認できるため、納得できなければインビザラインを用いた治療を選択しない方法も選べます。（歯の動きは個人差があるため開始時のシミュレーションと実際の内容は異なる場合もあります。）

クリンチェックで歯の移動をシミュレーションすることで矯正完了までの装置が作製可能です。そのため、実際に歯型を採取する作業は1回のみで済む場合もあります。歯科材料を使用して歯型を採るストレスや時間を抑えることができるのは嬉しい特徴です。

インビザラインの注意点

インビザラインはクリンチェックにより治療開始前から多くの情報が得られるため、安心して治療を始められることが大きなメリットと言えるでしょう。一方でインビザラインの矯正を成功させるためにはいくつかの覚えておきたい注意点も存在します。以下で詳しく解説します。

食事が終わったら歯磨きをする

インビザラインでの矯正中でも食事の際には取り外しができるため、繊維質の多い野菜や硬い肉が使われている料理も思い切り楽しめます。食事を終えたら虫歯ができないようにしっかりと歯磨きをしましょう。インビザラインでの治療中に虫歯ができたら矯正を中断して虫歯治療を優先することになるため、矯正完了が遅くなってしまいます。

さらに虫歯によって詰め物を入れることで、作成したマウスピースが使えなくなることも。インビザライン矯正時には虫歯や歯周病対策を怠らないようにしてください。

装着時間を守る

インビザラインはワイヤーの矯正と異なり、マウスピースを取り外しできるのが特徴です。ただ、着脱が容易にできるということで頻繁に取り外したり取り付けるのを忘れたりなど、装着時間が少ないと思うように矯正治療が進みません。スムーズな治療のためにマウスピースの時間はしっかりと守りましょう。

歯並びによっては治療できない

インビザラインはどの歯並びでも利用できる矯正方法というわけではありません。例えば埋没して短い歯はマウスピースで覆いかぶせないためインビザラインでの矯正の効果は見込めないでしょう。ほかにも人工歯根を顎の骨に埋め込むインプラントも歯を移動できないためインビザライン矯正はできません。また、重度の歯周病は治療途中ではが抜ける場合があるため、インビザライン治療の前に歯周病治療を行う必要があります。

インビザライン治療を成功させるためには知識豊富な歯科で

矯正の方法はワイヤー矯正やインビザライン矯正などいくつかありますがそれぞれ得意な症例、苦手な症例があります。インビザラインの矯正治療を行う際に知識や経験が少ない歯科医を選ぶと効果が最大限に得られない可能性も。矯正治療を効果的に行うためにも知識や経験が豊富な歯科医を選ぶこともインビザラインを成功させるポイントです。

うえくさ歯科では患者様の歯と口の中の状態、バランスを見て最適な矯正治療の方法を丁寧に決めていきます。インビザラインや歯列矯正に興味がある方はぜひお問い合わせください。