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あなたは適切なブラッシング(歯磨き)をしておりますでしょうか?
「H28歯科疾患実態調査」では日本人では毎日歯を磨く人は95.8%となり、毎日2回以上磨く人は77%であり、年々その数は増加しております。
引用:厚生労働省 H28歯科疾患実態調査
数多くの人が習慣としている、ブラッシングについて何となく磨いているということはありませんでしょうか?
ブラッシングの必要性や磨き方を紹介させて頂いております。
なぜブラッシングが必要か?
実は日本人の成人約80%が歯周病になっているか、またはその予備軍になっております。
そして日本人が歯を失う一番の原因は歯周病となります。そのため、歯を健康的に保ちたいのであれば、歯周病を予防することが効果的です。
歯周病の原因となるのは、直接的な原因は口の中に住む歯周病菌です。歯周病菌は口の中にある食べかすや汚れが歯の隙間にたまってプラーク(歯垢)となります。
※プラークとは、歯に付着している細菌の塊です。
プラークを溜まらないようにするには、日常的に正しいブラッシングと定期的に歯の健康状態を確認する必要があります。
歯ブラシの持ち方
歯ブラシの持ち方には2種類あり、パームグリップとペングリップと呼ばれる持ち方があります。歯のブラッシング場所に応じて、磨きやすい持ち方で磨きましょう。
- パームグリップ:グーで握る力が入る握り方
- ペングリップ:鉛筆を持つような感じで持つ握り方
ブラッシングの方法
ブラッシングには4つの技法があります。
スクラッピング法
歯ブラシの毛先を歯の面と90度になるように当てます。そして歯ブラシを小刻みに、動かします。
ローリング法
歯ブラシの毛先を歯の根元に90度にして、回転させながら、歯の先端に向けて磨きます。
フォーンズ法
歯ブラシの毛先を歯の面と90度になるように当てます。そしてのの字を描くようなイメージで、歯一本ずつ横に移動していきます。
バス法
歯ブラシの毛先を歯茎にあて、小さく動かします。磨いたら、次の歯も同様に磨きます。
ブラッシングが正しく行えているのかは自分では確認できない
ブラッシングで、一番重要なことは歯磨きが適切に行えることの確認となります。
毎日歯磨きをしているが、虫歯や歯周病になっているという方はおりませんでしょうか?
折角、歯磨きをしているのに、虫歯になってしまっては、日々の努力が無駄になってしまいます。歯を健康的に保つためには、日々のブラッシングが適切に行えているのか確認をするため、定期的に検診とブラッシングのして頂くことが効果的だと考えております。
例えば、ダイエットを始めたとしたら、定期的に体重計に乗り、体重や体脂肪計を測りますよね?歯の健康も同じように定期的にチェックする必要があります。
体重や体脂肪のように計測できないため、ブラッシングが正しくできているかは自分では判断することが出来ません。
ブラッシング指導について
ブラッシングはご自身が出来る一番手軽なセルフケアとなります。ほとんどの人が毎日ブラッシングをしているとは思いますが、適切な磨き方で実施しているかは不明です。
そのため、当院ではブラッシング指導を実施しておりますので、「適切にブラッシングが出来ているのかな?」と思われたら、歯が痛くなくても、一度来院頂ければと思います。
大事な歯がいつまでも健康的であることを望んでおります。