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コロナウイルス予防には口内ケアで歯周病菌を減らすことが大切

コロナ感染対策として 3密を避ける、 マスクの着用、 うがいや手洗いの励行 が叫ばれて久しく、実際に多くの日本にお住まいの方が実行されています。

しかし口内ケアがコロナ感染の有効な予防対策であることは、あまり知られていません。

コロナウイルス感染のメカニズム

コロナウイルス感染のメカニズム

コロナウイルスは口や鼻などから体内に侵入し、口や喉、鼻の粘膜に付着します。

この時、コロナウイルスの外側にあるスパイク(突起物)が粘膜の細胞膜にあるレセプター(ACE2受容体)と結合することで細胞に侵入し、感染するのです。

この過程で口腔内の細菌量が多いと感染を助長させてしまうことがわかっています。

コロナウイルスと歯周病菌の関連性

歯周病菌の増加がコロナウイルスの感染を助長

歯周病菌が産生するプロテアーゼと呼ばれるタンパク質分解酵素は、口内の粘膜の細胞膜に傷をつけます。

レセプターと結合したコロナウイルスはこの傷から細胞内へ侵入します。

歯周病による慢性的な炎症による感染力の低下

歯周病により満瀬的に歯茎が炎症すると、IL-6 (インターロイキン-6)と呼ばれる炎症物質が産生されます。

このIL−6が過剰生産されると免疫系の調整機能が弱まり、ウイルス感染への抵抗力が弱ってまってしまいます。

二次感染によるコロナ感染

口や鼻に付着したウイルスが肺に入ることで、特に高齢者で誤嚥性肺炎など二次感染をひきおこす恐れがあります。

コロナウイルス感染のリスク上昇はもちろん、細菌性肺炎とコロナウイルスによるウイルス性肺炎を併発するダブルアタックという状態になり、肺炎の重篤化させる原因になります。

コロナ感染症の重症化と歯周病

カタール大学とHMC社がコロナウイルス感染症に罹患して重症化した患者の研究を発表しました。

その発表によると、

歯周病だと歯周病ではない人に比べ死亡率が8.81倍

歯周病の人はICUでの集中治療が3.54倍

歯周病の人は人工呼吸器の必要性が4.57倍

高くなることが判明しています。

感染予防のマスク着用とコロナウイルス

感染予防のマスク着用とコロナウイルス

マスクを長時間着用すると呼吸が苦しいため、気づかないうちに口呼吸になってしまいます。

本来人の呼吸は、鼻呼吸によって吸い込んだ空気が副鼻腔を通ります。

副鼻腔は吸った空気を適度な温度・湿度に調節して気道に送る機能があります。

しかし口呼吸になると吸った空気が副鼻腔を通過しないため、空気を加温・加湿せず、口内が乾燥してしまいます。

唾液のはたらきの一つにウイルスや細菌の侵入の防御です。これは唾液に含まれる抗菌物質(IgA)が粘膜を保護することで防いでくれる仕組みです。

口内が乾燥することで唾液が少なくなり、結果として口内の歯周病菌や虫歯菌が増加してしまします。

したがって感染予防のマスク着用と同時に、口腔内の歯周病菌や虫歯菌を減らすことがコロナ対策として必要になります。

コロナウイルス感染予防に必要な口腔ケア

コロナウイルスの感染予防には口腔内の細菌を減らすことが必要です。

以下のケアを心がけましょう。

日頃からの正しいブラッシング、舌磨き

日頃からの正しいブラッシング、舌磨き

口腔内に存在する細菌のうち、歯の表面に付着している細菌は全体の25%程度でしかありません。口腔粘膜の方が細菌は多くなります。

特に舌の粘膜にはレセプターが最も多く存在するため、ブラッシングだけでなく舌ブラシで舌や口内の粘膜を清潔にしましょう。

定期的な口の中の検診

定期的な口内検診

日々の口の中のケアはとても重要です。ですが、セルフケアだけでは残念ながら限界があります。

家庭内での口内ケアにおけるプラーク除去率について、ブラッシングのみだと約61%、デンタルフロスとの併用で約79%、歯間ブラシとの併用で84.6%というデータもあります。

コロナ禍で外出をためらう方も多いです。

しかし定期的な口腔内検診で口の中を清潔に保つことでコロナウイルスの感染リスクをより抑えることができます。

うえくさ歯科での歯周病と予防歯科について

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